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ブラジル風バッハ

ヴィラ=ロボス没後50年記念

~ブラジル風バッハ全曲演奏会~

半年くらい前、何かで、このコンサートを見つけ、チケットを予約。今日がその日でした。

ギターをやっていると、どこかで出会う「ヴィラ=ロボス」です。最近は、よく演奏されているように感じます。

~ブラジル風バッハ~ってどんなものなのだろう・・?

今日のコンサートは、4部構成で、14時から始まり、終わったのは、19時でした。セッティングの合間に, 指揮者やソリストにインタビューもありました。

  指揮者は、ロベルト・ミンチュク という人で、サンパウロ生まれ。ブラジルはもちろん、ヨーロッパ、アメリカの超一流の楽団の指揮をしています。

2004年、ヴィラ=ロボスの<ブラジル風バッハ>全曲録音を遂行。

ブラジル大使館の人に通訳をお願いしてのインタビューでした。

~ブラジル風バッハ~は、第1番から第9番まで全部で9曲。プログラムを簡単に紹介すると、

第1部

~ブラジル風バッハ~第6番 ~フルートとファゴットのための

~ブラジル風バッハ~第9番 ~無伴奏合唱のための

~ブラジル風バッハ~第4番 ~ピアノのための(ピアノソロ)

     <休憩>

第2部

~ブラジル風バッハ~第1番 ~8本のチェロのための

~ブラジル風バッハ~第5番 ~ソプラノ独唱と8本のチェロのための

    <休憩> ロビーコンサート

ギターソロ:ブラジル民謡組曲  

    Ⅰ マズルカ・ショーロ

    Ⅱ ショティシュ・ショーロ

    Ⅲ ショリーニョ

    Ⅳ ヴァルス・ショーロ

第3部

~ブラジル風バッハ~第3番 ~ピアノとオーケストラのための

~ブラジル風バッハ~第8番 ~オーケストラのための

    <休憩>

第4部

~ブラジル風バッハ~第2番 ~オーケストラのための

~ブラジル風バッハ~第7番 ~オーケストラのための

プログラムを見て、最初に思うのは、<フルートとファゴット>、<8本のチェロとソプラノ>など 珍しくとても面白い組み合わせです。

また、それぞれの楽章に二重のタイトルがついています。

第9番は、「プレリュードとフーガ」となっていて、まさに、「バッハ風」。

声のオーケストラとして、作曲したらしいけれど、弦楽合奏で演奏されることの方が多く、今日のように合唱として演奏されるのは、珍しいとのこと。(貴重な生演奏を聞くことができました。)

第1番は、8人のチェリストが、全員別々のことをやっていたり、二人ずつで弦楽四重奏のように演奏したり、とても興味深くみていました。この第1番は、チェロの巨匠、パブロ・カザルスに献呈されたそうです。

第5番 ソプラノは、素晴らしかった!チェロの伴奏で歌いにくいということはないのかな?と一瞬思ってしまったが、杞憂でした。衣装も華やかで、ブラジルのアマゾンをイメージしたもの。衣装のエピーソードも、聞きました。

第3番は、ピアノがオーケストラにとけ込んで、一体感を感じました。

第2番のオーケストラは、小編成。ピアノ、オルガンが楽器のひとつとして、組み込まれています。パーカッションがいろいろ入っていて、面白く、とても効果的です。

今まで、フルオーケストラを(特に、近・現代ものは)そんなに聴いたわけではないので、違っているかも知れませんが、ヴィラ・ロボスが作曲した~ブラジル風バッハ~オーケストラのための曲は、管楽器、それも金管楽器がソリストとなる場面が、非常に多いように感じました。そのせいか、管楽器の人数も普通より多い気がします。普通なら、バイオリンがメロディーとなるところを、ホルンやトロンボーンなどが吹き、バイオリンがピッチカットなどでリズムを刻んだり、目立たないことをやっていたり・・・あまり、ヴァイオリンに重きを置いていないように感じる部分が多かったように思います。

また、バイオリンではなく、チェロの主旋律で曲が始まるというものもありました。

ヴィラ=ロボスは、いろいろな楽器の演奏ができたらしく、特に、ピアノ、チェロ、ギターは、相当なものだったらしいので、バイオリンよりチェロに主役を与えたのか。1番・5番のように、8本のチェロの曲はあっても、8本のヴァイオリンの曲は、見当たりません。

(彼は、1000曲以上もの曲を作曲していて、、わずか数曲を聴いただけであれこれ言ってはいけませんが。)

目をつぶって、オーケストラを聴いていると、とても雄大でおおらかな感じがします。どっしりとして、それでいて伸びやかさがあります。さらに、聴いていると、途中で、ちょっと物悲しいような、切ないような旋律が聴こえてくるときがあります。そのメロディは、とても、とても美しく、繊細に感じます。

最後に、

「私の作品は、未来に向けての返答を期待しない手紙だ」

と彼は言ったそうです。

<蛇足ですが>

休憩のとき、コーヒーを飲みに行ったら、

ヴィラ=ロボスブレンド

ブラジルブレンド

ポンデケージョ (ブラジルのパン)

という、いつもはないメニューがありました。

そういえば、ブラジルといえば、「コーヒー大国」ですね。

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